歩いたメモ

歩いたメモ

過去の思い出、主に登山のメモを残すブログです

冬の丹沢水無川本谷で遭難しかける 2016年1月23日-24日

2016年1月24日 

2回目の沢登り挑戦として 丹沢の水無川本谷に行った時の話

このときは命の危機を感じました。以下に書いていきます。

 

山と高原地図の情報によると難易度は中級らしい。

まあなんとかなるだろうと行くことに。

 

水無川本谷の入り口に行くため、

大倉バス停から戸沢山荘の近くまで1時間半掛けて向かう。

 

f:id:arukizuki:20170806224338j:plain

大倉バス停側の風の吊橋 7時17分

 

この日前日くらいから関東に雪が降ってたので、丹沢も雪が積もってました。

 

f:id:arukizuki:20170806224342j:plain

山には雪が残るのが見える

 

f:id:arukizuki:20170806224347j:plain

戸沢山荘近く 8時38分

この辺から道は雪混じりでした。

 

f:id:arukizuki:20170806224354j:plain

雪の堰堤

f:id:arukizuki:20170806224400j:plain

雪だらけ

できるだけ雪がない部分を踏んで進む。

 

f:id:arukizuki:20170806224404j:plain f:id:arukizuki:20170806224408j:plain 

 

 

f:id:arukizuki:20170806224328j:plain f:id:arukizuki:20170806224332j:plain

F5到着

 

滝を巻くための道に鎖が用意されているが、

その鎖が雪に埋もれていたので引っ張り出す。

 

沢登りって、堰堤・滝の上に登る際、バランスくずしたら落ちて即死しそうなところがあって怖い。

 

f:id:arukizuki:20170806224417j:plain

途中の書策に到着 13時39分

ここで引き返そうかとも思ったけど、最後まで目指して登ることを目指す。

 

ここで終わりにしておけばよかったなと後になって思った・・

 

登るにつれて一面雪になってくる。

ここまでは、雪が積もってない部分もある程度あったが、このあたりになると水が流れる部分以外完全に雪で埋もれている。

 

f:id:arukizuki:20170806224427j:plain

水流周辺だけ雪がない、それ以外全部雪で埋もれてる写真

 

f:id:arukizuki:20170806224423j:plain

金冷ノ沢 15時59分

 

無理やり登りつづけるが、さらに登ったところで雪で完全にふさがれている斜面を見つける。

 

雪装備も持ってきてないし無理だ。

登るのをあきらめて戻ることに、この時点で16時台。もうすぐ夜が来る。

 

下りる途中、斜面の上の方に木の標識っぽいものを見かける。

そのときあれってもしかして登山道?と思ってしまう。 そんなわけないのに、

急斜面だったが、無理やり登る。

そして近づいて分かった。

木の標識っぽいものは、単なる「木」だった。

 

このときの状況、急斜面の上部に自分がいる。

そして、この登って来た急斜面を下らないといけない

泣きそうになりながら、岩を落とさないように・滑らないように気を付けて急斜面を下る。

なんとか無事急斜面下まで戻る。

この時点で17時すぎ。

f:id:arukizuki:20170806224433j:plain

暗い上、うっすら雪も降る。

 

 暗い中沢を下りるのは恐い。

 少し沢を下ったところで登山道の書策新道と交差する場所がある。

 そこまで我慢して沢を下りれば、あとは安全な登山道を下りるだけでよい。

 日付が変わるまでは下山できるだろうな。

と考える。

ただしこの計画は挫折することになる。

 

f:id:arukizuki:20170806224437j:plain書策新道に到着 20時36分

 

ここまでくれば安心だ。あとは登山道に沿って歩こう。

と思ったのだが、雪が積もっていて道がはっきりしない

ただしうっすら踏み跡は残っていたのに加え、ロープがあったのでそれを頼りに進む。

しかし斜面上に作られている道のためか、道が分かりにくい。

またロープ・踏み跡もなくなり、途中から道を完全に見失う

 

道を探すが見つからない、道は積雪で埋まってる。

1,2時間程度道探しに奮闘するが、結局見つからない。

 

眠い、寒い、疲れた。

風から隠れられる岩の側で目を瞑り休憩する。

この時点で夜の23時前後。

寒いので、着替える。

寒さの中濡れていた上着とズボンを脱いで、ザックに入れていた服に着替える。

 

f:id:arukizuki:20170807005229j:plain

休憩した場所周辺で撮影

 

 

下りる方法を考え直す、

 登山道を見失ったのなら、沢沿いに下りればいい。

 沢は雪が降ろうが埋まることがないから見失うこともない。

 登って来た沢沿を逆に下りよう。

沢沿いに下りることにする。

 

そして後になって思うと、このときの自分の頭がヤバくなってたんだろうが、

 斜面の下にベンチと屋根が見えた。

そこに向かい斜面を下る。

斜面がある上、暗くて視界がはっきりしない中、下りる。

そして近づいて改めて見る。見えていたベンチと屋根が消えた木々があるだけだった。

 

ベンチと屋根は自分の脳内で作り出した幻だったらしい。

 

ただし、このとき下りた場所は沢の支流部分らしく、

そこを少し下ると登って来た水無川本谷に出れた。

 

夜通しで沢沿いに下る。

ひたすら下る。

朝がやってきた。夜の視界の悪さとはここでオサラバ。

 

f:id:arukizuki:20170806224442j:plain

滝の側のロープ、慎重に下りる。

 

途中鹿が横から出現、驚いたが、鹿は気にしないのか去っていった。

 

f:id:arukizuki:20170806224323j:plain

朝8時32分 戸沢山荘近くの堰堤まで下りる。

 

無事に沢を下りきれた。

 

ここから先は登山道、あとは安全。

 

徹夜で歩いた上に緊張が解けたのか、

登山道を歩いてる最中眠くなり、立ったまま目を瞑る。

その度に、気を取り直して歩くのを再開する。

 

昼前大倉バス停まで帰還。

あとは電車で帰るのみ、疲れた。

 

このとき死ななかったのは運が良かったなと今思う。